2007年07月07日

ライブハウスはしごツアー〜コザミュージックタウン音楽ガイド

戦後の沖縄。米軍の統治下で「コザ市」と呼ばれる街があった。基地に隣接したこの街では当時、毎晩がドル景気に溢れていた。そんな中で米兵達を相手に演奏されたロックは魂の入った本格的アメリカンロック。それはいつしかオキナワンロックと呼ばれるようになった。そんなオキナワンロックの魂はいつしか、オレンジレンジなど沖縄を代表するアーティスト達へと受け継がれていった。

なんて感じですが、コザでは今でも米兵相手のロックライブが、週末ともなるとたくさんのライブハウスで演奏されています。
しかし、街を一見すると「なんか怖そう」と言って躊躇する観光客がいるのも事実。

そんなコザのライブハウスを観光協会登録ガイドが案内してくれます。

実際に回るライブハウスはどこも日本人スタッフが多くセキュリティーもしっかりしているところばかり。さらに万一の際にもツアー保険がかかっているので、より安心してコザの週末夜のライブを楽しめます。

お申し込み・お問い合わせ:
ごーやー荘で受け付けています

予約:要(ツアー参加の前日午前まで)
費用:3,600円〜(ドリンク・ライブチャージ別)
人数:1名様〜(最小催行人数2人)
所要時間:約3時間(深夜解散)


ライブハウスはしごツアー〜コザミュージックタウン音楽ガイド
沖縄市観光協会発行「マングラーズマガジン」vol.27より

さて今回、私が登録ガイドとしてデビューした日のツアーには沖縄県内在住の男性1名、女性3名の方が参加。
みなさん沖縄に住んでいながら、このようなライブハウスに足を踏み入れたことはなかったようで。

ガイドによるツアーの事前説明とミュージックタウン「音市場」の紹介を聞いた一行は、早速ライブハウスへ。
今回は特徴の違う3つのライブハウスを巡ります。

1件目:「JET
ライブハウスはしごツアー〜コザミュージックタウン音楽ガイド
ここはコザの中でも実力No.1と言われているバンド「JET」が演奏するライブハウス。数年前まで3ピースバンドでしたが、最近メンバーチェンジしキーボードも含めた4人編成になりました。それまでは60〜70年代のクラシックロックを演奏していましたが、最近は80年代もカバーし、曲の幅もバンドの音色も一層の深みが出てきた感じです。

2件目:「FUJIYAMA

うって変わって、ここはハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタルなど、思わずヘッドバンキングしてしまいそうな曲を演奏するバンド「F.O.D」が演奏するお店。客も日本人が多いJETの印象とは対照的に98%がアメリカ人。大音量のステージに向かって拳を突き上げている様子に、ツアー参加の皆さんの様子が気になるところでしたが、なんと全員がステージ前でアメリカ人に混じってノリノリに踊り出してました。
感想は「まるで自分がアメリカ映画の中にいるみたい」と大喜び。

3件目:「AL' s PLACE
ライブハウスはしごツアー〜コザミュージックタウン音楽ガイド

コザの人気者アルさんの経営するお店。細い階段を登り、店内に入るとまず目にはいるのはビリヤード台。そしてステージでは「シマガイズ」が演奏しており、ビリヤードや談笑しながら気軽にライブを楽しめるお店です。「シマガイズ」は軽快な50〜70年代のカントリーやサザンロックを演奏するバンド。フジヤマで気分のほぐれた皆さん、こちらでも踊っていましたよ。
そしてライブ終了後はバンドメンバーと英語でカンバセーション。これもまたライブハウスのたのしみ。


3件、およそ2時間のツアーはこれで終了。皆さん大満足されたようで、「またコザで遊びたい」と口々に感想を言って、お別れしました。



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Posted by ごーやー荘の秀 at 01:10│Comments(0)コザで遊ぶ
 
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